2019年6月6日 stcom 0Comment

グルジェフは芸術には主観芸術と客観芸術があると言いました。主観芸術は感情の吐露であり自我の表現として創り出される、客観芸術はそれ以外のものであり、誰が鑑賞してもある種のものを伝える、というような説明だったように思います。

ネット上に散見するいくつかの説明では、なにかしらの人類普遍のクオリティを伝えるものが客観芸術であるとされていますが、私は、主観と客観という視点は結果によるものではなく出発点において決まるものだと思っています。

深瀬さんのアートは、この視点で分類するならば客観芸術に含まれるものです。彼の作品の始まりには常に深い静寂があり、そこから紡ぎ出される神聖ともいえる時間はその場にいる人にある種の安らぎをあたえているように感じます。彼はガイドに完全に右手を明け渡し、ガイドはその右手を使って絵を描いていきます。そこにエゴは存在しません。彼は完全にガイドを信頼し、エゴを手放した状態で最後まで絵を描き続けます。

「中空の竹」という言葉を目にしたとき、まさに深瀬さんは中空の竹であると感じました。

人間はなかなか完全には明け渡すことができずにマインドを働かせてしまいます。中空の竹はただ空っぽの竹のような状態であることを表します。

今ではただエネルギーが通り抜けていく導管のように次々と作品を創り上げていく深瀬さんでも、最初は抵抗があったと言います。

小さいときからドリーミングを自分の目で観てきて、普通の人とは違う目の細胞を持っていることまで分かっているような状態でも、始めから明け渡すことができたわけではなかったそうです。

私からすると驚きですが、以前は深瀬さんはこの能力について、(つまり他の人と全く違った光でものが見えているということ)むしろ否定的な気持ちも多かったと話していました。

今の深瀬さんはガイドを完全に信頼して、ガイドに明け渡して創作を続けているのですが、一日中創作の世界に身を置いていると、それが終わってから何時間も手が自分のものとして戻ってこないこともあります。

それでも深瀬さんは描き続けています。ただ明け渡し、委ねる。本当にそれだけなのですが、そこに人間の基本的な生活の姿があるように思えてならないのです。

献身でもなく、大いなる存在への畏怖でもない、純粋な信頼とただひたすら前に進んでいくそぎ落とされたエネルギーがそこにはあります。

「中空の竹」としての深瀬啓介を感じられる今回の個展、ぜひお越しください。

私も会期中はほとんどの日程で在廊しています。来ていただいた方には、気になる深瀬さんの絵を選んでいただき、その絵をもとにリーディングを行ったりもしています。

期間中にスピリチュアル・ドリーミング個人セッションも開催しています。
詳しくはこちら 
http://shotomita.com/2019/06/01/svasession201906/

『Spiritual Dreaming 深瀬啓介個展』

2019/6/9(日) – 6/15(土)
13:00~19:00(最終日11:00〜17:00)
@Star Poets Gallery (京都千本丸太町)
◆6月9日(日)オープニングパーティー 17:00~19:00 入場無料
『聖なる目覚めのセレモニー』
Sara Uniphi & Sho Tomitaによるクリスタルボウルの演奏とトーニング、メディスンドラムのパフォーマンス。

◆6月12日(水) ドリーミング・セラピー・カード ミニ講座 18:00~20:00 料金:5,000円
5月に出版された深瀬啓介著 「3つのカードでラクラク問題解決! ドリーミング・セラピー・カード ― 本来の自分を思い出すための道しるべ」のカード・リーディングミニ講座を開催します。
個展会場でカードの原画を鑑賞しながら、著者本人からカードの使い方を学びます。
お申し込み、予約: Sho Tomita eighthlite@gmail.com
 残席わずかです

◆6月14日(金)深瀬啓介アーティスト・トーク「ドリーミングの世界」19:00~20:30料金:3,000円
ドリーミングとは何か、独自の視点から世界を捉え、絵を通してそれを表現している深瀬啓介のトークライブ。
お申し込み、予約:Sho Tomita eighthlite@gmail.com

https://star-poets.com/events-news/01-exhibition/6812

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