平和そのものでありなさい。平和で在ることを選び続けてそれを叫ばないことだ。
宇宙はあなたの内面の反映だ。このことは宇宙の始まりから今まで一度も変わったことがない。
この世界がどう在るかはあなたがなにを宇宙に投影するかで決まる。それ以外にこの世界が顕れる道筋は存在しない。
もしあなたが人生に平和を求めるなら、目の前に広がる世界にあなたの平和を投影しなさい。
「私は平和です!」と叫ぶことはない。そのときすでに平和は失われている。
平和で在るということに沈潜しなさい。平和の深みはあなたを喜びの淵に沈める。ひとたびその澄んだ水を飲めば、二度とそこから出てこようとは思わなくなるだろう。
あなたを興奮させるものに気をつけなさい。あなたを昂ぶらせるものをよく見張ることだ。
人に怒りをぶつけられると怒りが湧き起こるように、扇情的な言葉は精神を昂ぶらせる。しかし、そこに平和が、愛があるのだろうか?かつて愛が、激しい精神の昂ぶりだったことがあるだろうか?
愛は静かではなかったか。
愛が大きくなるほど、まるで自分の足から大地に向かって根が生えていくように、人や地球との結びつきや宇宙との繋がりを感じられるのではなかったか。
巷には強い言葉があふれている。声の大きな者が小さな者を制する世界がまだ残っている。
平和とはどこにあるだろうか。平和はどこから始まっているのだろうか。
平和とはあなたのハートに宿る最初の鳥だ。大きな声を張り上げればすぐに飛び去ってしまう。
しかし、あなたが大きなハートでその鳥を包み込んで守るなら、その鳥は成長し夜が明けるたびに美しいさえずりを聞かせてくれるようになる。
その声はどこまでも響き渡る。
その声は他の鳥たちの声や川の流れと混ざり合って美しい調和を生み出す。
そして誰もがそのハーモニーの中に身を委ねるだろう。
あなたがハートに平和を見出すなら、平和はあなたの世界に起きる。
平和そのものでありなさい。
そこであなたは愛の秘密を知る。
この世界にはなにも糾弾すべきことはないということを知る。
愛はあまねく存在し、私たちは愛という海の中で自由に浮かんでいる。この世界についてそれ以外に知るべきことはない。
平和を選ぶとは愛の海に飛び込むことだ。それには勇気が必要だ。しかしそれを選択した者は力のない力を得るだろう。その力はいつまでも衰えない。
この力は相手を凌駕する力ではない。ただ始めからそこに在る働きだ。この働きと共に在るだけで、あなたは永遠の調和を生きることになる。
Neosho