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シンプルでありなさい。本質とはシンプルなものだ。

私たちはあらゆるものを複雑にする傾向があるが、実際のところ、内心ではシンプルになるほどほっとしている。生命はシンプルさを好む。文明がいかに発達しても、生命が持つシンプルさへの希求は止むことがない。そして、あらゆるイノヴェーションはシンプルさの極致から生まれている。

人間は複雑さを求めるが、自然界の動物たちは複雑さを求めない。彼らはパズルには興味がない。一枚の写真を3000ピースに切り刻んでもう一度一枚の写真にするなど、とうてい考えられない。そんなことをするのは人間だけだ。しかし、なぜそれをするのかと聞いても、誰も答えられないだろう。一つのものを分解してもう一度並べ直す、そのプロセスのどこかに人間の特性が表れている。人間とは複雑であることそのものを望むのだろうか。それとも複雑なことをやり終えたときの達成感を味わうために物事を複雑化するのだろうか。

謎が解き明かされたとき、人は喜びを覚える。しかしそれは複雑なものがシンプルになったからにすぎない。人は本来、シンプルさを求めているのに、社会は複雑さを要求し、複雑さに立ち向かう人を賞賛する。

私たちはクリエイションの生き物だ。この瞬間をクリエイトし続けることで私たちが本当の意味で体験したいことを現実化し続けている。それはシンプルなプロセスだ。

「私」という意識が膜を創り、現実ができあがる。そのシンプルなプロセスの中にありなさい。あなたが知覚するものとはすでにあなたが創ったものであり、過去である。アクションとは新しくあなたがクリエイトする行為だが、リアクションとはあなたが創った現実に反応して行われる行為だ。

私たちが暮らす現代社会では、リアクションが重視される。この世界の現状を鑑みてどのように行動するか、人にこう言われたらなんと言うか、もし誰かに大変なことが起きたらなにをするか、などのリアクションは、まるでその人の人格を定義するための重要な要素のように認識され、あなたの社会的な立ち位置を決定してしまう。

しかし魂は違う。あなたの魂は「今」という名の全く新しい世界を創り上げることにのみフォーカスしている。なぜならそれが夢の中であろうと、物理的な現実であろうと、体験することだけが魂の目的だからだ。そこに因果関係はない。過去からの投影も未来への期待もない。あるのは「今」だけだ。

この世界には「今」しか存在しない。私たちがリアクションにフォーカスすればするほど、あなたは「今」から遠ざかっていく。過去へフォーカスすれば同じだけの未来が増えていき、「今」は霞んでいく。もともと過去も未来も存在しないのに、波打ち際でせっせと砂の城を作ってそれが波に打たれて崩れていくのを憂う。

ただ波を眺めなさい。するとあるとき自分と波の区別がつかなくなっていく。波は自分であり、自分は波であることに気づく。その瞬間にとどまりなさい。砂の城をつくるかどうかは重要ではない。砂の城がいつ崩れるかは重要ではない。それらはただ起きているだけに過ぎない。起きていることにフォーカスせずに、あなたがなにを「今」創っているかにフォーカスしなさい。

波を眺めなさい。波と一つである自分に気づいたら、波は海と一つであることに気づくだろう。やがてあなたは海と一体になる。海と一体になったとき、あなたは海にいる生物も、海から陸に上がった生物も、川から海に運ばれる砂でさえも、すべてが一つであったことを思い出す。それが自由だ。

生とはシンプルなダンスだ。踊りなさい。あなたのクリエイトする世界に向けて踊り続けなさい。装飾的であるより、シンプルであることを選びなさい。あなたのステップが道となる。それがまっすぐか曲がりくねっているかは問題ではない。道と共に在ることであなたはこの世界と一体となる。

Neosho

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