Protean World

万物は流転する。私たちも、私たちが創造するこの世界も、なに一つの例外なく、限りなく続く流転の中に在り続ける。

流れと一体であるとき、私たちは変化し続けている。しかし、あまりにもその流れと一体になっているので、変化していることすら感じることはない。ただひたすらに、「今」を生きているだけだ。

人は変わらないものを求める。変わらない暮らし、変わらない関係を求める。しかし、この世界に変わらないものが果たして存在するだろうか?

この世界の始めから、あらゆるものは変化し続けている。

生命には始まりがあり、終わりがある。しかし、生命の死は、「私」の死ではない。「私」は生き続ける。限りない聖なる循環の中で生き続ける。

「私」という意識がこの世界を創っている。「私」という意識が聖なる循環の中にいる限り、この世界に変わらないものはなに一つない。

真にこのことを受け入れると、あらゆる憂いは消える。あらゆる物事が流転することを受け入れれば、不安も、恐れも、苦しみも、選び続ける必要がないということがわかる。私たちは自然と一つとなる。タオと一つになる。

この世界を生み出している根源は、海のようなものだ。海とはあらゆる循環の源だ。

私たちの意識とは、たとえるなら海から立ち上る一粒の水滴だ。それがやがて雲となり雨となって山に降り注ぐ。雨は大地に浸透し、川となって大海に還っていく。

私たちは自然の中で姿を変えながら循環するひとしずくの水だ。

水は大自然の大いなる循環に抱かれ、変容を続けていく。ある水だけが反対に進むことはない。ある水だけが変化せずそこに残り続けることはない。

ひとしずくの水が大いなる流れの一部であるように、私たちの意識も大宇宙のめぐりの中にいる。その水が川となって源である海に還っていくように、私たちの魂もいつかは生を終え根源に還っていく。

この絶え間ない意識の循環を起こしている力とはなんだろうか。私たちはなぜ根源に還りついてもまた一粒の魂としてもう一度立ちのぼっていくのだろうか。この世界にはたった一種類の力しか存在しない。

その力とは愛だ。愛とは立ちのぼる力、私たちがもう一度立ち上がるための力、私たちに次なる変容をもたらす力だ。

私たちは愛の流れの中にあるとき、私たちはすべてと共に在る。ワンネスとは愛そのものだ。

私たちは唯一つの意識とも離れることなく一体となって流転し変容を続けている。私たちのこの世界は大河の流れのように、すべての意識が一つになって根源という名の海に還っていく愛のエネルギーそのものなのだ。

溶けなさい。
今、この美しい世界に溶けなさい。

大河の一滴は、自分を知ることがない。大いなる流れと一体であることだけを知っている。それがいつか海に還ることを知っている。

ひとしずくの水でありなさい。
自由があなたを迎えに来る。

Neosho

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